DCコン 02 Nanjg102 0.9V – 1.5V 550mA Boost Driver

1AAライトを作りたいと思い、いくつかコンバーターを買ってみました。

まず、Nanjg102 というやつです。Nanjg の名のついたコンバーターっていくつかあるんですね。これはその一つです。以下のサイトで売っていました。上の方で買ってしまいましたが、下の方が安かったです。
http://www.kaidomain.com/p/S024821.Nanjg-102-0_9V-1_5V-550mA-1-Mode-Boost-Driver-Circuit-Board
https://www.fasttech.com/products/0/10001715/1124802-1-aa-aaa-1-mode-550ma-linear-booster-led

このコンバーターのテスト結果が出ているサイトがありました。
http://lygte-info.dk/info/indexLedDrivers%20UK.html

なぜか Nanjg102 のテスト結果は上の方と下の方2箇所にあります。
上の方は、妙な形の折れ線グラフが載っています。
下の方は、グラフはきれいですが、出力が非常に高く、効率が100%を超えてしまっています!? ” This driver is always pulsing the led, spoiling any power and efficiency calculations.”との記述があり、パルス電流で出力や効率が正しく計算できていないようです。

テストしてみました。
前と同様、安定化電源のワニ口クリップ配線です。

 

ただし今回は前よりも低電圧でのテストになるので、出力電圧設定時に、安定化電源の0.1V単位の設定によらず電圧計を使いました。すると、安定化電源の出力を最少の1.2Vに合わせても、電圧計の目盛りは1.28Vでした。そこで計測の最低入力電圧は1.3Vにしました。この安定化電源、大きな電流を流すほど電圧が下がるのですが、とりあえずそこは無視します。

なお、-out = -in = GND です。

電圧  出力電流(Vout)  入力電流(Vin)(安定化電源による)
1.3V           360mA            2.5A
1.5V           420mA            3.0A

出力電流は公称値に及びません。が、よい数字だと思います。
しかし安定化電源の表示を電圧から電流に切り替えてびっくり、なんと2.5A(1.3V時)、3.0A(1.5V時)!

今度は実際に電池をつないでみました。
使ったのはもう何年も使っているENELOOP。定格2000mAhだったのですが、抵抗をつないだ放電テストでは、1700-1800mAhくらいでした(意外に低下していないです)。
これをコンバーターに接続して3分程後、電圧・電流を測ってみました。1.14V、1660mA。更にランタイムを見るために放置。53分後に0.95Vまで低下。接続中コンバーターはかなり発熱していました。
NiMHで1.7Aくらい流れるとみてよさそうです。効率は50%前後。悪すぎます。
改めてNanjg102 をテストしたサイトの上の方のデータを見ると、1.14VあたりのIin,Iout の値が近いです。1.5Vあたりの値は?ですが。

結論、この効率ではちょっと採用し難いです。

2016年08月23日│記事の投稿者:toyama│ | コメントはまだありません

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