本R4/10-12

==星の数は自分に合ったかどうかにより、作品の一般的評価からは外れています==

10月

「レンブラントをとり返せ」ジェフリー・アーチャー     ★★★☆

「魔術の殺人」アガサ・クリスティー      ★★★
マープルもの。登場人物の関係が複雑でとっつきにくかったです。トリックは素直で、もっと裏があるのではと思いながら読んでいましたが、そのままでした。

「詭弁の論理学」野﨑昭弘           ★★★
読み始めたのは8月だったと思います。中断しつつようやく読了。
1976年初版発行以来のロングセラーということですが、若干期待外れでした。

「隅の老人の事件簿」バロネス・オルツィ    ★★★★
【シャーロック・ホームズのライヴァルたち】と銘打たれたシリーズの1冊。「おしどり探偵」でも触れられてます。
女性新聞記者が事件の説明をして隅の老人が解決するものと思い込んでましたが、実は事件の内容から解決まで隅の老人がほとんど一人で語ります。なので人物描写は浅いです。が、いいのです。隅の老人のキャラだけで。トリックは(多少強引な点があっても)各作品ともちゃんと作られています。ただ似たようなネタが多い気はします。
**1月に本棚の奥から別に同書を発見。既読でした。

「幸運の25セント硬貨」スティーヴン・キング ★★★★
もう少しスティーヴン・キングを読んでみよう。

11月

「ウォッチメイカー」ジェフリー・ディーバー   ★★★★☆
埋もれていた本を発掘。15年前のものでした。内容はおろか存在さえも記憶に残っていなかったのですが、読み始めたら出だしに覚えがあったので読んではいたようです。
改めて読んだ感想は、アメリカっぼいっというかハリウッドっぽいというか。表現力、描写力は高いと思います。

**TVドラマ化にあわせて「invert 城塚翡翠倒叙集」「invert 城塚翡翠倒叙集」を流し読み。ドラマはなかなかよいです。「invert・・・倒叙集」の最終話は映像化難しそうですが…。

「思考機械の事件簿Ⅰ」ジャック・フットレル    ★★★★
これも【シャーロック・ホームズのライヴァルたち】と銘打たれたシリーズの1冊。多様な事件、アイデアがあって面白かったです。中には無理があるのではとというのもありますが。『十三号独房の問題』が収録されていなかったのが残念。

12月

「世界推理短編傑作集1」江戸川乱歩・編   ★★★★☆
『十三号独房の問題』目当てで購入。他に隅の老人の『ダブリン事件』もあって得した気分。しかし一番面白かったのは、今更ながら懐かしの『赤毛組合』だったりします。

  *コロナ感染療養12/4~12/11

「1922」スティーヴン・キング   ★★☆
中編の『1922』と短編の『公正な取引』が収められています。
『1922』は、1920年代の田舎の農家の描写が興味深かったですが、作品としては自分には今一。むしろ『公正な取引』の方が面白かったです。

「invert II 覗き窓の死角」相沢沙呼      ★★★☆
翡翠の思想が繰り返し語られ、過去をほのめかす記述が多いのは今後への布石なのでしょうか。

「世界推理短編傑作集2」江戸川乱歩・編   ★★★☆
やはりチェスタトンは独特の味があります。

2023年01月16日│記事の投稿者:toyama│ | コメントはまだありません
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