本R7/1-6

==星の数は自分に合ったかどうかにより、作品の一般的評価からは外れています==

2025年
1月

「雲をつかむ死」アガサ・クリスティー        ★★★★
原題は、Death in the Clouds。これを「雲をつかむ死」と訳すとは、なかなかのものです。

「眠狂四郎無情控」(上)(下)柴田錬三郎       ★★★☆
数十年ぶりの柴錬。安く売っていたので。

「バトルランナー」スティーブン・キング       ★★★★★
1972年に書かれた2025年を舞台にした物語。本書の2025年は酷いディストピアで、現実の2025年とは違うわけですが、それでもどこかに共通点はないかと探してしまいます。ちなみに”9.11”は2001年。

「夢殿殺人事件」小栗虫太郎             ★★☆
①『後光殺人事件』②『聖アレキセイ寺院の惨劇』③『夢殿殺人事件』④『失楽園殺人事件』⑤『オフェリヤ殺し』⑥『人魚謎お岩殺し』の短編6作品が収められています。①②⑤の三作は30以上前に読んだはずですが、何も覚えていませんでした。トリックはあり得ないというか、読んでも分からないというか。そもそも状況の描写が伝わりにくいのですが、日本推理小説の古典としての雰囲気を楽しむ作品。

「スリーピング・マーダー」アガサ・クリスティー   ★★★★
18年前に起きていた眠れる殺人事件を解き明かしていくお話しです。ミス・マープル最後の事件。

***** 皇后杯 決勝 *****
1/25 エディオンピースウイング広島
アルビレックス新潟レディース1-1(PK4-5)三菱重工浦和レッズレディース
準優勝

2月

「(改訂完全版)暗闇坂の人喰いの木」島田荘司   ★★★★
御手洗潔シリーズらしい作品。細かいつっこみはなしで、面白かったです。
以前読んだ『キマイラの新しい城』に目を通してみたくなったのですが、手元に残っていませんでした。

「マーダーボット・ダイアリー」(上)(下)マーサ・ウェルズ   ★★★★★
『弊機』なる一人称により語られるお話です。『弊機』は、(そうとは書かれていませんが)サイボーグのようなもので、自我、感情、知性を持っていますが、その考え方は人間とは少し違います。『弊機』のキャラクターに則って、文は短く簡潔。説明なく出てくるよく分からないSF的用語にもつっかえずに、さくさく読めます。最近多いように感じる、(それらが全てダメとは言いませんが)時間や空間を行ったり来たりする構成や、終盤のどんでん返しみたいな技巧もなく、大変好感が持てました。

「ペッパーズ・ゴースト」伊坂幸太郎   ★★★☆
すぐ前に読んだ『マーダーボット・ダイアリー』のシンプルな構成がよかったと言ったばかりですが、こちらはかなり技巧的です。それがちゃんとうまくまとまってくれているのでOKです。それでも本書は、完成度より、作者が楽しんで書くことを優先した印象です。メタ的要素は、そのエクスキューズなのかもと思いました。

「クリスマス・プディングの冒険」アガサ・クリスティー     ★★★☆
ポアロ物5編。マープル物1編。

「多元宇宙論集中講義」野村泰紀     ★★★★☆
マルチバースはSFの中の夢物語ではないということです。素粒子の種類も質量も、真空のエネルギー密度も空間の次元も異なる宇宙が無数に生まれ続けるとは想像することさえ難しいです。が、本来なら難しいこうした話をかなり分かり易くまとめていて、読みやすいです。

「暗黒公使」夢野久作          ★★★☆
『ドグラ・マグラ』であまりにも有名な夢野久作氏が、デビュー前に書き始めていたという作品。かなり無茶な設定、筋立てですが、氏のテイストは味わえます。

3月

「ドラゴンの歯」エラリー・クイーン   ★★★★
聞いたことのない作品ですが、なかなかの佳作でした。

「ディプロトドンティア・マクロプス」我孫子武丸        ★★★★★
主人公は探偵で、当然事件に関わるのですが、全く予想外の展開となります。我孫子氏の作品は結構好みです。

「もの言えぬ証人」アガサ・クリスティー ★★☆
ポアロらしからぬ解決はまぁいいとして、唖然とする殺人方法、犯人特定の説得力のなさ、(登場人物達の描き方は上手いのですが)薄い内容。ちょっと悪く言い過ぎかもしれませんが、今一でした。
これで、クリスティーの未読ミステリはあと20冊です。

「青の炎」貴志祐介           ★★★
主人公にいろいろな役割や感情を詰め込みすぎて、キャラがパンクしているように思いました。

「九人と死で十人だ」カーター・ディクスン            ★★★★☆
ジョン・ディクスン・カー名義による『火刑法廷』『三つの棺』は、自分にはそこそこだったのですが、これは面白かったです。

「奇想、天を動かす」島田荘司      ★☆

4月

「パーカー・パイン登場」アガサ・クリスティー   ★★☆
短編12作品。序盤は毒のない喪黒腹蔵のような感じですが、次第にスパイスが効いてきて、様々な事件に関わっていきます。ミス・レモンやオリバー夫人が登場したり、『ナイル河上の死』の原題が”Death on the Nile”で、『ナイルに死す』と同じであったりします。

「怪盗不思議紳士」我孫子武丸      ★★★☆
舞台演劇が元となっており、登場人物は少なく、場面も限られています。が、それ以上に作品の内容自体が少し窮屈なように感じました。

「ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー」マーサ・ウェルズ★★★★☆
前作『マーダーボット・ダイアリー』が上下巻で4編を収めていたのに比べると、1話で1巻、500頁越えのやや長いエピソード。そのせいか、あるいは人間臭ささがました主人公のせいか、独白的感情表現や皮肉が増したようで、少し抵抗がありました。前作の方がより抑制的でよかったです。またSF的表現による電脳闘争も前作より理解しづらく感じました。しかし、スピード感のある展開に引き込まれ、一気に読みました。この辺は上手いです。

「雪密室」法月綸太郎          ★★★★
細かいツッコミどころはありますが、それを言うのは野暮でしょう。面白かったです。解説によれば、氏の作品は試行錯誤というか挑戦的というか、いろいろな作品があるらしいです。も少し読んでみたいと思いました。

「復習の女神」アガサ・クリスティー   ★★★
『カリブ海の秘密』の続編ということで、既読の『カリブ海-』をざっと読み直してから取りかかりました。『第三の女』と同じく、解くべき謎が分からないまま話が進みます。円熟味のある作品ではあります。

「生首に聞いてみろ」法月綸太郎     ★★★★
よく出来ています。昔だったら、もっとお気に入りになっていたかもしれません。近時、好みが変わってきたような気がします。

5月

「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー ★★★★☆
世界で最も知られたモンスターの一つ。原作となる200年以上前(!)に書かれた古典です。着想、構想は秀逸。人造人間の悲哀が書かれていることは知っていましたが、予想以上に人造人間と科学者双方の苦悩が書かれ、現代の感覚ではくどい程です。時代を感じさせるところですが、名作と言っていいでしょう。
ちなみに作中で、怪物である人造人間には名前がありません。『フランケンシュタイン』は人造人間を生み出した科学者の名前です。知りませんでした。

「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬    ★★★★
第二次大戦の独ソ戦についての知識が乏しかったので、戦闘の背景、推移などなかなか興味深かったです。独ソ両者の対立を単純化せず、複数の視点を与えつつもあまり深入りしないバランス加減もよかったと思います。難を挙げれば、主人公の二つの行動原理の内、復讐は分かるとして、女性を守るというのが理解に苦しみました。そこら辺は考えずに読むのが吉です。重く扱いにくい題材だったと思いますが、軽く読みやすく書かれていました(それ故に賛否もあるのでしょうが)。

「アクナーテン」アガサ・クリスティー  ★★★☆
戯曲です。古代エジプトのアマルナ改革を取り上げています。昨秋『ファラオの密室』を読み、万代島美術館の『エジプト典』に行って、多少は知っているところだったので、思い出しながら読みました。
クリスティーは小説中でも会話文の上手さに定評があるので、戯曲も得意なんだろうな、と感じました。

「乱れからくり」泡坂妻夫        ★★★★
マジシャン作家、泡坂妻夫らしい秀作。最初に探偵への依頼人が死んでしまうのですが、死因は乗った車に隕石が当たったため。前代未聞の幕開けです。最後の種明かしでは、意外性はなくともきれいに収束します。鮮やかな手並みです。

「白薔薇殺人事件」クリスティン・ペリン ★★★
なかなか読ませます。で、どこが良いかと考えると何故か不満点ばかり浮かびます。何か、人気の出そうな小説、売れそうな小説の要素をうまく詰め込んで、見栄えをよくしたけれど、芯が通っていない感じ、作者の想いが伝わらない感じ、というのは厳しすぎるでしょうか。

「逃亡テレメトリー マーダーボット・ダイアリー」マーサ・ウェルズ ★★★★★
200頁の表題作『逃亡テレメトリー』の他、短編(ショート・ショート)2編を収録。
よかったです。

「法月綸太郎の冒険」法月綸太郎    ★★★★☆
短編7作。それぞれが挑戦的で面白かったです。

「システムクラッシュ マーダーボット・ダイアリー」マーサ・ウェルズ ★★★☆
自分もすっかりマダボファンになったかのようですが、本作は今一でした。

6月

「死神の精度」伊坂幸太郎       ★★★★☆
連作短編6作品。上手いです。

「マン島の黄金」アガサ・クリスティー ★★★★
短編12作。初期の作品が多く、バラエティに富んでいます。『崖っぷち』『孤独な神様』『白木蓮の花』がよかったです。表題作『マン島の黄金』は観光客誘致のための宝探しゲーム用台本。謎解きとしては不完全だし、読み物としては見所がなく、作者の足跡を辿る資料的作品というところでしょうか。ちなみに本の原題には、別の作品が使われていて、『WHile the Light Lasts and Other Stories』(光が消えぬかぎり 他)です。『マン島-』の方が売れそうなタイトルに思われたのでしょう。

「日本以外全部沈没 パニック短編集」筒井康隆         ★★★☆
いろいろとぶっ飛んでます。

「アルテミス」(上)(下)アンディ・ウィアー          ★★★☆
読みやすく、テンポもよくて面白かったです。が、傑作というほどでは…。

「頼子のために」法月綸太郎      ★★★★☆
自分もミステリー読者として大分スレてきたようで、2~3頁で仕掛けが浮かんでしまいましたが、だからダメということは全くなくて、練られた工夫に楽しませてもらいました。
巻末の、解説に代わる手紙形式の文章は、書いてもらう人を間違えたと思います。

「三幕の殺人」アガサ・クリスティー  ★★★☆
ポアロものですが、クィン氏のシリーズに出てくるサタースウェイト氏が登場していることに驚きました。ドラマは見ていたはずなのですが、覚えがありませんでした。

おまけの備忘録

7/5 サンガスタジアム 京都2-1新潟

    ダニーロ・ゴメスのコールで先制するも、逆転負け。

    逆転されてからは点取れる気がしなかった。

2025年08月18日│記事の投稿者:toyama│ | コメントはまだありません
本R6/7-12

==星の数は自分に合ったかどうかにより、作品の一般的評価からは外れています==

7月

「オーラリメイカー[完全版]」春暮康一       ★★★★
場面が変わる度に地球標準年なるものが書かれているのですが、最初は頭に「-(マイナス)」があることに気がつきませんでした。地球標準年について考えるともやもやした気分になるので、とりあえず無視します。中身は壮大で魅力があります。表題作の外に『虹色の蛇』『滅亡に至る病』が収録されています。独立した話ですが、同じ世界観に立っています。

「ローマ帽子の謎」エラリー・クイーン       ★★★☆
既読と思ってましたが、違ったようです。

「煙の殺意」泡坂妻夫               ★★★★☆
ユニークで多彩な短編集。

「邪悪の家」アガサ・クリスティー         ★★★★☆
ドラマで2回は見ているはずですが、結構忘れているものです。

8月

「ロートケプシェン、こっちにおいで」相沢沙呼   ★★☆
『午前零時のサンドリヨン』の続編。前作もミステリ要素薄めでしたが、更に後退しています。フルネーム不明の人物が多く、叙述トリック的なオチはつい予想してしまったのですが、意外性はあっても、ややキレがなかったかもです。部分的には、大昔に読んでほとんど忘れかけている『赤頭巾ちゃん気をつけて』を思い出しました。こういう作品を高校生年代の人が読んだ時、どのように感じるのでしょうか。

「文豪たちが書いた殺しの名作短編集」彩図社文芸部編 ★★★★☆
小川未明、谷崎潤一郎、太宰治、芥川龍之介、坂口安吾らによる殺人を題材にした作品集です。知らない話ばかりでした。

「殺人は癖になる-メソポタミアの殺人-」アガサ・クリスティー ★★★☆
創元推理文庫版です。ハヤカワ版のタイトルは『メソポタミヤの殺人』で、こちらが原題に沿っています。作品は本格王道。ただし動機に苦労したかもしれません。

「長い別れ」レイモンド・チャンドラー        ★★★
いかにも(かつての)アメリカンという感じのハードボイルド。自分が書名を知っているくらいの有名作品。最初はとてもかっこよく思えた文章も、次第に抵抗感が出てきて、あもり好みではありませんでした。

「明智恭介の奔走」今村昌弘             ★★★★
『屍人荘の殺人』の前日譚となる短編5編。『屍人荘-』で独特の存在感を放つ明智さんには、やはりそれなりに人気があったということなのでしょう。『手紙ばら撒きハイツ事件』の若さあふれる明智さんがよかったです。

「皆勤の徒」酉島伝法                ★★
表題作を含む短編4話。『第2回創元SF短編賞』『第34回日本SF大賞』『”SFが読みたい2020年版”2010年代第1位』だそうです。
読みながらSFの”S”cienceとはなんだろう、本書にそれはあるのだろうかと、つまらん考えに囚われ続けてしまいました。解説で本書はSFだと強調するのを見て、逆にその思いを強くしました。
こういう読み物もあってよいと思いますが、これが現在日本SFの辿っている道だとしたら、他に読むものを探さねばなりません。

9月

「秘密組織」アガサ・クリスティー          ★★★☆
創元推理文庫版です。ハヤカワ版のタイトルは『秘密機関』。トミーとタペンスの登場第一作で、若い二人の活躍が好ましいです。が、序盤から中盤は今一盛り上がりに欠けるというか、テンポがよくないかもです。

「黒いトランク」鮎川哲也              ★★★★
アリバイ崩しもの。トリックはかなり複雑で、巧妙、精緻なんですが、細部は気にせず気楽に読むのが吉。テンポよく謎が提示されつつ明かされていきます。

「マルタの鷹」ダシール・ハメット          ★★★☆
ハードボイルドの草分け的作品。何となく牧歌的。

「面白すぎて時間を忘れる宇宙の話」武内馨      ★★★☆

「ファラオの密室」白川尚史             ★★★☆
実は読後の感想としては、も少し星を少なくしていたのですか、10月下旬に万代島美術館の『エジプト典』に行き、小説の題材や背景の元を見たらまた感じ方が変わりました。

「リスタデール卿の謎」アガサ・クリスティー     ★★★★
12作からなる短編集。『ナイチンゲール荘』が秀逸でしたが、読んだ覚えがあり確かめたら、世界推理短編傑作集3に『夜鶯荘』の名前で載っていました。

10月

「時計館の殺人」(上)(下)綾辻行人         ★★★☆

「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク      ★★★★☆
本書のことは知っていましたが、哲学的と書かれていたのが気になり、優先順位を下げていました。それが「時計館の殺人」の中で名前が挙がっていたことから、ついに手に取りました。特に小難しいこともなく、普通以上にエンターテイメントとして楽しめました。最後はちょっと冗長に感じましたが。

「AX アックス」伊坂幸太郎            ★★★★★
『グラスホッパー』『マリアビートル』の姉妹編となる殺し屋ものですが、趣は大分異なります。

「エッジウェア卿の死」アガサ・クリスティー     ★★★★
ドラマで大体知っていたので、謎解きの楽しみはなかったのですが、初期クリスティーのエネルギーあふれる凝った作品と思いました。ヴァン・デューセン夫人という名前にはビックリしました。

「秘太刀馬の骨」藤沢周平              ★★★★☆
人間模様と剣技の描写がいいです。背景となる藩のごたごたはなんだかピンとしませんでしたが。

11月

「クロイドン発12時30分」F・W・クロフツ    ★★★★
終盤の法廷場面は、もっと絞り込めるのではと思いましたが、検察側、弁護側双方が説得力ある論陣を張り、作者一人がこの両方を考えていると思うと感心してしまいました。

「8の殺人」我孫子武丸               ★★★★
事件発生。関係者取り調べ。容疑者。第⒉の事件。……と、展開は実にオーソドックスですが、コミカルな描写により飽きさせません。トリックや犯人当てについても(厳しいことは言いますまい)よかったです。知らない古典作品が多数触れられていて、それに対する注釈も面白かったです。

「スペイン岬の秘密」エラリー・クイーン       ★★★★☆
半ば過ぎまでAが犯人と思っていたのに、作者の罠にはまり、逆にAが犯人っぽく見えるのが罠なのかなどと思い始めて、結局は……。いや、いい作品でした。
これで国名シリーズも読み終わりました。

「法治の獣」春暮康一                ★★★★★
『主観者』『法治の獣』『方舟は荒野を渡る』の3編。『方舟は…』が一番よかったです。

「ロンドン・アイの謎」シヴォーン・ダウド      ★★★★
少年少女向け作品ということです。小学生の頃に読んでみたかった。

「幸村を討て」今村翔吾               ★★★★
なかなか工夫されていると思いましたが、『塞王の楯』のような情熱には欠けていたかもしれません。

「シタフォードの秘密」アガサ・クリスティー     ★★★
ミステリなのですが、冒険活劇的な要素も感じられます。
本作に”エヴァンズ”という名の登場人物がいて、オヤとさせられました。

***** JリーグYBCルヴァンカップ  *****
11/2 国立競技場
名古屋グランパス 3-3(PK戦:5-4) アルビレックス新潟

12月

「秋雨物語」貴志祐介                ★★★☆
『餓鬼の田』『フーグ』『白鳥の歌』『こっくりさん』の4編。
手軽にさくっと読めるホラーですが、読み手をぐいぐい引き込む力は大したものです。

「われらはレギオン4 驚異のシリンダー世界」(上)(下)デニス・E・テイラー★★★★
『われらはレギオン1~3』の続編。初めのうちは、『1~3』を何度も見返しながら読んでいました。些末なことながら、以前は富に対して無関心だった主人公達(?)が、財をなし、これを守ろうとしている様子には、変わったなぁと思わされました。

「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」島田荘司     ★★★★
よかったですが、一つ言わせてもらえば、日本海に朝日は昇りません。

「運命の裏木戸」アガサ・クリスティー        ★★★
クリスティーが最後に執筆(発表ではない)したという作品。老境に入ったトミーとタペンスのお話。老いた二人のやりとりを楽しんでいると、図らずもクリスティーの老いに気付かされてしまいました。トミーとタペンスシリーズは完読です。

「出雲伝説7/8の殺人」島田荘司          ★★★★
島田荘司氏と言えば、バラバラ殺人!?

「最上階の殺人」アントニイ・バークリー       ★★★★★
快作!バークリーの作品にみられる批判精神はしっかり持たせつつ、それを包み込んで見せつけないようにしているというか、上手く言えないけ~れ~ど、そんな作品。

2025年01月17日│記事の投稿者:toyama│ | コメントはまだありません
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